■創立者の紹介■

phot(C)Hasegawa Yuich
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略歴

及川隆彦/本名・勝利、また歌名・晋樹隆彦。

昭和19年(1944年)5月9日千葉県匝瑳市(旧・匝瑳郡野栄町)生まれ。

法政大学文学部日本文学科卒。

「えろちか」「短歌現代」等の編集を経て、昭和60(1985)年に、ながらみ書房を設立し、平成元(1986)年に月刊「短歌往来」を創刊。

晋樹隆彦の筆名で歌集『感傷賦』『天心に帆』『秘鑰』『浸蝕』を刊行。

及川隆彦の筆名で『歌人片影』『インタビュー現代短歌』『編集者の短歌史』を刊行。

『浸蝕』(本阿弥書店)にて平成25(2013)年、第18回若山牧水賞を受賞。令和7(2025)年、短歌雑誌連盟特別功労賞を受賞。

令和8年3月11日、腎不全のため享年81で逝去。

 

 

千葉県は九十九里浜の近く野栄という田舎に生まれたこともあり、

「ながらみ書房」という社名は、その浜でとれるながらみ(ダンベイキサゴ)という巻貝からつけています。

 最近はあまりとれなくなりましたが、茹でてお酒のつまみにすると絶品です。

 

 

 

 

著書

晋樹隆彦歌集『浸蝕』

=第18回若山牧水賞受賞=

 

佐原を過ぎ香取を過ぎて吹くかぜは大利根川の秋のはこびや

六十数キロの長浜をおもい浸蝕をおもい蓮沼を過ぎ茫茫たりし

稜線のみはるかすまで秋雲の冷気するどくたなびきており

どの誌面も口語のうたのはびこりぬこれも浸蝕ことばお時代

ながらみもなめろうもある白里の小さき店に秋はふかまる

 

本阿弥書店より刊行いたしました。

四六判上製カバー装 2500円•税込