定価:2,640円(税込)
判型:四六判上製カバー装
頁数:186頁
ISBN978-4-86629-387-5
送料:160円
円熟の第十歌集!
いくたびも逡巡し、沈黙し、思惟をめぐらす。
こころの空白を埋めるのは一滴の水、かすかな光だ。
それはやがて言葉の海原へ、そして煌々たる星辰のしらべへ。
傘寿を過ぎて、なお白眉の歌を詠み継ぐ。さらなる高みへと。
<引用五首>
通院の妻のリハビリ終わるまでカーラジオに聴く政界の闇
わが内に咲くまんじゆしやげいもうとにティアラつくりしその曼殊沙華
スノームーンを明日にひかへて退院す今日(けふ)から歩幅を下げて歩まう
疾病を払ふと伝(つたは)る宮の甃(いし)踏みつつまづしき念ひを捨つる
若き日は癒しとなりゐしロシア民謡いまも歌ひつ怒り抑ふと