若松 颯歌集『在の一本気』

定価:2,310円(税込)

判型:A5判上製カバー装

頁数:144頁

ISBN978-4-86629-377-6

 

送料:160円

第六歌集

 

 

個性的なタイトルを掲げる本書は、若松颯さんの第六歌集である。

十代の頃より短歌に親しみ、リアリズムを根底に捉えたロマンチシズムを追求する若松さんは、時には日常生活をユーモアまじりに描き、また時には社会に鋭い眼差しを向け、他の追随を許さぬ独自な世界で読者の心をひきつける。

                   島崎榮一 帯文

 

 

<引用五首>

マスコミに発表さるる度に増ゆ震災死せるいのちの数が

 

描きすてし雪舟の画(ゑ)か・・・おもおもと積みたる雪に折れし雑木ら

 

ほがほがと白菊たちは目覚めゐてそつと吐息す 我が悩む窓

 

老朽のイメージ捨てよ我が友よ・・・百歳今や十万人かも

 

こんなではなかつた筈と喚けども下手クソな歌、愛すべき短歌(うた)