久保とし子歌集『青桐の並木の道を』

定価:2,200円(税込)

判型:四六判並製カバー装

頁数:162頁

ISBN978-4-86629-385-1

 

送料:160円

 

第一歌集。

 

コロナ渦ーーー。

すべてが奪われていった日々。

病と闘う夫にも面会が許されず、隔絶され、

やがてこの世の別れを強いられた悔根と悲しみ。

おごそかな挽歌の響きを伝えたい!

生死を越えて、はるかに!

 

 

 

<引用五首>

わたしひとりのためにストーブ温めてわたしひとりのために茶を淹れ

 

へっちゃらと思っていてもふいにくるさびしさをいかんともしがたくて

 

夫がいて子らは幼く青桐の葉をひからせる秋風を見つ

 

わたくしの夏の体は木に熟れし朝採れとまとの赤をよろこぶ

 

没りつ日が武蔵野線の奥ふかく浸してみんな溺れそうです