「短歌往来」2025年10月号

定価:850円(税込)

◉巻頭作品21首

「晩夏炎天」 御供平佶

 

◉特別作品33首

「波」 長谷川富市

「君との日々に」 佐伯裕子

「わが熾火」 持田鋼一郎

 

◉今月の視点

「残るもの、残すひと」 魚村晋太郎

 

◉今月の新人

「青葉闇」 深尾早央里

 

◉連載 1ページエッセイ

「遠い人、近い人」はまべはるか 島田修三

「古代史の森を歩く」椿の古代史⑧ 小黒世茂

「吉野の波」国栖和紙 喜多弘樹

 

◉評論シリーズ 21世紀の視座

「土岐善麿は〈反戦論者〉だったか」 河路由佳

 

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【特集】近藤芳美

今井正和 近藤短歌の二つの流れ

髙良真実 民衆の歌を信じていた人よ

永田和宏 近藤芳美にとっての朝日歌壇

中川佐和子 唯一の文芸

江田浩司 「思い」と「思想」

加藤治郎 豊島園から

 

■近藤芳美の5首

大辻隆弘

黒木三千代

道浦母都子

秋山律子

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◉作品7首

「夏、ミュージアム」 源 陽子

「家へ帰るか」 馬場昭徳

「思えば遠くへ来たもんだ」 笹公人

「夏さりにけり 恒成美代子

「二十年」 宇田川寛之

「69/80」 大野道夫

「回天の島」 木原美子

 

◉作品13首

「階下の一家」 田中槐

「沢村」 佐藤理江

「川  二〇二五年夏」 花山周子

「日本の人」 嵯峨直樹

「夏越」 竹中ちづる

「クリアファイルの近藤芳美」 大西久美子

「夏至の日」 吉野亜矢

「那須から大内宿へ」 岡崎裕美子

「ゴーヤのみどり」 市川正子

「ドーフィン」 田中徹尾

「平凡に生く」 岡田悠束

「山荘にて」 三浦武

「こぽりこぽこぽ」 武富純一

 

◉結社誌最新号 「潮音」木村雅子

 

◉新・自然を詠む・撮る・描く

「鴨川」中津昌子

 

◉作品8首

「命のかぎり」 蒲ヶ原朱実

「梅雨のあとさき」 坂本朝子

「手帳・2006」 さいとうなおこ

「商店街八景」 本条 恵

「ゼロイチ」 河合純一

「心のみ」 初瀬勇輔

 

◉連載

「首」のはなし 水城春房 言語ヘゲモニー ①

〈定型の荒野〉歌の言葉は自由にする 寺井龍哉 佐佐木信綱と紀貫之

岡野弘彦論 沢口芙美 歌集『美しく愛しき日本』について

浪々残夢録 持田鋼一郎 船橋聖一と源氏物語 

時言・茫漠山日誌より 福島泰樹 ボクシングライターの死

菅江真澄の旅と歌 豊島秀範 『奥の浦うら』〈3〉

 

◉新刊歌集歌書評

志垣澄幸歌集『雁喰』 中村佳文

大野道夫歌集『冬襤褸』 大井学

竹中ちづる歌集『時代の船』 大塚亜希

大塚 健歌集『風樹』 青山仁

 

◉作品月評 八月号より 小島涼我

◉評論月評 三宅勇介

 

表紙写真:近藤芳美氏

本文カット:浅川洋