
定価:1,870円(税込)
判型:四六判上製カバー装
頁数:170頁
ISBN978-4-86629-375-2
第一歌集。
日々の生活の中で自分が見聞し、感じ、考えたことを
言葉にのせてまとめられたらと思っています。
今までの作をまとめていてたくさんの出会いに恵まれ、
繋がりに支えられていることを改めて感じさせられました。
長い歴史のある短歌の流れの末端に
繋がらせていただけたことを感謝しています。
-「後記」よりー
<引用5首>
花実まで幾年忍びかたくりにそつと触れたり似たる心地して
先生と呼ばれるたびに背筋伸ぶ母は今でも教師なるらし
切り替へのできぬ心を持て余し大き音立て茶碗洗ひぬ
子を叱り母を注意し夕暮れてふと見れば紅き葡萄の芽あり
乾きたる心で歩む薔薇園のピースとふ名の薔薇見つけたり