坂井修一著『世界を読み、歌を詠む』

判型:46判並製カバー装

頁数:276頁

定価:2,750円(税込)

ISBN978-4-86629-238-0

 

古今東西の古典から現代文学、思想を読み解く文学者の貌。

情報科学の先端分野を探求し続ける科学者の貌。

 

伝統とは何か。

変革とは何か。

人間とは何か。

その時、歌は・・・。

 

横溢する知性と感性が、縦横無尽にこの世界を跳梁跋扈する。

 

 

 

 

荘子よ、馬場あき子よ。アイザック・アシモフよ。無為なるすぐれたものたちはとうに滅び果て、この地球の上は経済ロボットのような人間が跋扈している。ああ、せめてもは、黄金の言葉をもって私の貧しい胸の中に入り、甘酸っぱく渋く苦く、感覚と観念の渾沌を醸しつつ、宇宙の遊びをやりつくしてくれ。(本文より)