「短歌往来」2019年12月号

定価850円(税込)

 

<目次>

▼巻頭作品21首

流星の文字/小島ゆかり

 

▼特別作品33首

イヤーワーム/鈴木陽美

はらからの貝/田中教子

 

▼一ページエッセイ

遠い人、近い人ーひばりちゃん/島田修三

ニューウエーブ歌人メモワール㉓-前衛短歌に口語を/加藤治郎

うたの小窓からー短歌の翻訳について①/田中教子

 

▼評論21世紀の視座

「父の娘」たちへ/藤野早苗

 

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【特集】題詠による詩歌句の試み 17 -街ー

▼作品+小歴

主題の中で/貞久秀紀

街の灯/小池 光

生地東京都本郷疎 疎開地栃木県黒羽町 現在地東京都本郷/黒田杏子

哀鳥記/井坂洋子

電話ボックス/俵 万智

にほひ/櫂 未知子

さまよひの街のわたくしは……/野村喜和夫

鎌倉という街/大下一真

駅前広場/山西雅子

一つの街に/中本道代

坂の下、坂の上/花山多佳子

待つわ/坪内稔典

クロスワードの都市/竹田朔歩

過剰な街/松岡秀明

街/大井恒行

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▼新・自然を詠む・撮る・描く

久比岐秋景/松田愼也

 

▼作品13首

厨に想う/下村道子

径/江田浩司

風のままに/飯沼鮎子

呪文はアンパンマン/谺 佳久

針葉樹/河野小百合

影を売らうぞ/水城春房

半島の日々/植岡康子

小年/原 佳子

天国的に白いてぬぐひ/上條素山

 

▼作品8首

かすかに揺れる/冨岡悦子

そのままのうち/小石雅夫

まちゆぴちゆ/松田一美

例大祭/村田 馨

木曾路のほうば餅/関アツ子

嵐が過ぎて/関谷啓子

卒哭忌/久保庭紀恵子

マイツリー/内田いく子

ぐうぜんの花/塩川郁子

 

▼シリーズ歌人回想録ー稲葉京子

小歴/大塚寅彦

稲葉京子のうた50首抄/菊池 裕

不可思議との回路/大塚寅彦

 

▼連載

結社の顔ー未来山脈/中西まさこ

 

<歌・小説・日本語>ソープ百人一首/勝又 浩

 

世界を読み、歌を詠む

ホロメス/坂井修一

 

再訪八木重吉

沼津窮港へ/恩田英明

 

浪々残夢録

宣長理解の新境地/持田綱一郎

 

時言・茫漠山日誌より

バリケード・一九六六年二月/福島泰樹

 

<名画と名歌>

天国に結ぶ恋/丹波真人

 

▼今月の新人 新作5首

しあわせを食べた/太田 蘭

 

▼今月の視点

八年のいう時間/後藤由紀恵

 

▼新刊歌集歌書評

藤岡武雄歌集『人生の川』/冨樫榮太郎

坂井修一歌集『古酒騒乱』/山田富士郎

川野里子著『葛原妙子』/寺尾登志子

いずみ司歌集『もう一杯のスープ』/奥村晃作

福田淑子著『文学は教育を変えられるか』/依田仁美

永田 淳著『河野裕子』/恒成美代子

生沼義朗歌集『空間』/大井 学

大友清子歌集『すゑひろがり』/楠田立身

 

▼作品月評ー十月号より/大松達知

 

▼評論月評/石川幸雄

 

▼全国「往来」情報

 

▼編集後記

 

 

表紙作品/『桝』松本秀一

本文カット/浅川 洋