「短歌往来」2019年8月号

定価 750円(税込)

 

◎巻頭作品21首

日限りの紺/清田由井子

 

◎特別作品33首

椅子の上の嘴/松平盟子

神に視、点(1)/斉藤斎藤

 

■1ページエッセイ

・遠い人、近い人―訛る人々/島田修三

・ニューウェーブ歌人メモワールー『サニー・サイド・アップ』の出発ー加藤治郎

・うたの小窓からー短歌と修辞の本来の関係/田中教子

 

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【特集】再び沖縄の現在

 

◎評論

歌誌『梯梧の花』の復刊前後のこと/名嘉真恵美子

若手歌人たちの沖縄詠/伊波瞳

「沖縄」の前で立ち止まること/安里琉太

沖縄の女性歌人たち/永吉京子

 

◎作品6首+エッセイ

寄り添うという言葉の内実/平山良明

きみ知るや/新里スエ

神の眦/玉城寛子

無表情の横顔/仲程喜美枝

那覇の街/運天政德

変わりゆく故郷/伊良部喜代子

鉄砲ゆり/国吉茂子

バブルの島といわれ/伊志嶺節子

五月雨雲/伊波瞳

占領下/池原初子

一炊の夢/楚南弘子

今日の沖縄/儀間安子

今のつづき/知念さゆり

稲穂/名嘉真恵美子

タッチ・アンドゥ・ゴウ/照屋敏子

明るさが行く/屋良健一郎

四本の三つ又フォーク/當山壮大

波音/浜﨑結花

移動と卵生/安里琉太

軍用地改め那覇ジャスコ改めイオン那覇/髙良真実

夏の沖縄なんて嫌いだ/霧島絢

五月、波照間/波照間千夏

トウキョウの風/渡部敦則

 

■新・自然を詠む・撮る・描く①

辺野古叙事詩/玉城洋子

 

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◎作品13首

上階のボタン/松坂弘

神持たぬ身に/青木陽子

五月の空に/千々和久幸

呼び声/足立晶子

DNA/山科真白

虹の断片/冨樫榮太郎

蝉丸神社/鹿取未放

昼の星/竹重百合枝

左右見て/鶴岡美代子

虹/清水正人

改元の日/秋山周子

 

◎作品8首

榛名湖の初夏/武藤敏春

佐倉小車花/川上三郎

梅雨の頃/立松滋子

新疆綿/大地たかこ

はまなすの道/大滝志津江

水の輪廻/岡貴子

知るために、なお/中津正雄

高齢者運転免許返上/市川正子

変遷/重田美代子

夏の風/木原美子

時間を越えて/白川朝子

笹百合讃歌/隂山毅

 

◎今月の新人

レモン切る/伴野奈央

 

■連載ー結社の顔

響/綾部光芳

 

■連載ー<歌・小説・日本語>

小田切秀雄「『みだれ髪』論」/勝又浩

 

■連載ー世界を読み、歌を詠む

車輪の下/坂井修一

 

■連載ー再訪八木重吉

初めに短歌があった⑤/三枝浩樹

 

■連載ー玉城徹を読む

美を深く追求する/恩田英明

 

■連載ー浪々残夢録

ベトナム・仕事・恋・日本/持田綱一郎

 

■連載ー時言・茫漠山日誌より

六月の雨/福島泰樹

 

■連載ー<名画と名歌>

フランス映画の哀歓/丹波真人

 

■今月の視点

外部評価のすすめ/鵜飼康東

 

■新刊歌集歌書評

齋藤愼爾著『逸脱する批評』/加藤英彦

園部みつ江歌集『さらぬ別れ』/中根誠

梅原ひろみ歌集『開けば入る』/江戸雪

島内裕子著『樋口一葉』/佐伯裕子著光本恵子著『口語自由律短歌の人々』/遠山利子

押切寛子著『石川信夫の中国詠』/梓志乃

馬場昭徳歌集『夏の水脈』/喜多弘樹

谺佳久歌集『夢幻歌伝』/山田航

千葉聡著『90秒の別世界 短歌のとなりの物語』/大井学

吉田恭大歌集『光と私語』/大井学

 

■作品月評ー6月号より/糸川雅子

■評論月評/江田浩司

■全国‘往来‘情報

■編集後記