「短歌往来」2019年7月号

定価 750円(税込)

 

<目次>

◎巻頭21首

浅篠原/玉井清弘

◎特別作品33首

わが町/山田富士郎

嬰児のごとし/古谷智子

1ページエッセイ

遠い人、近い人ーゴリラ話/島田修三

ニューウェーブ歌人メモワールー第一歌集出版まで/加藤治郎

うたの小窓からー短歌と修辞の本来の関係/田中教子

 

〔特集〕菱川善夫の批評と精神(生誕90年)

◎評論

<美と思想>の文学史家・菱川善夫/田中 綾

<美と思想>という剣/藤原龍一郎

これからの「前衛」/森井マスミ

抵抗の方位/加藤英彦

批評家菱川善夫の死角/阿木津英

求心と遠心の反作用の磁場/武藤雅治

現代短歌研究会のこと/中西亮太

本物の批評家/加古 陽

天才/高橋 愁

後期・菱川批評からの問ひ/黒岩 康

あの懐かしい日々/西勝洋一

◎回想歌十首

極北の人/福島泰樹

 

■作品7首

胡桃の実/吉村睦人

日溜り/森山晴美

迷ふ内のもの/大河原惇行

クロールしながら/小林峯夫

どくだみ/河野美砂子

雪の音/飛髙 敬

ああ皐月/中地俊夫

歌集/安藤菫

まごうた/平山公一

一枚の絵/山本雪子

木の椅子/小橋芙沙世

 

■作品13首

春は来たれど/山本司

白牡丹/影山美智子

緑夜/魚村晋太郎

甘くなる春/貝沼正子

過ぎ去りし日々/三本松幸紀

ローズ・ガーデン/間佐紀子

夕日図書館/桜井健司

夏の砂/水井万里子

風吹く/岩井久美子

残日/水本光

 

■作品8首

総攬候え/依田仁美

欅の下/乾 醇子

八年目のフクシマ/那須愛子

雪は降りつぐ/柏原宗一

春闌く/三橋たまき

旅行時計/豊岡裕一郎

真っ直ぐに/藤田絹子

みどりの裸身/角 広子

スクーリング/村山 伀

掌を繋ぐ/富澤文子

宿命/岡田真明

花冷え/大関法子

 

■連載ー世界を読み、歌を詠む

松山/坂井修一

■連載ー時言・茫漠山日誌より

荒野の歌/福島泰樹

■連載ー<名画と名歌>

黒澤明の映画

■今月の視点

空中競詠への視点/山田吉郎

■今月の新人

夕焼けの香り/菅野晴彦

■新刊歌集歌書

馬場あき子著『与謝野晶子論』/沢口芙美

吉川宏志歌集『石蓮花』/今井恵子

今野寿美著『森鴎外』/松平盟子

青木陽子歌集『結界いづこ』/春日いづみ

山科真白歌集『鏡像』/尾崎まゆみ

山﨑暁子歌集『画布』/甲地玄英

竹重百合枝歌集『こぼれまゆ』/牛山ゆう子

『木俣修読本』/酒井佐忠

■作品月評ー5月号より/糸川雅子

■評論月評/江田浩司

■全国「往来」情報

■編集後記

 

 

 

■連載ー結社の顔

草笛/桑田靖之

■連載ー<歌・小説・日本語>

『万葉の伝統』をめぐって/勝又浩

■連載ー再訪八木重吉

初めに短歌があった/三枝浩樹

■連載ー玉城徹を読む

ドン・キホーテ型/恩田英明

■連載ー浪々残夢録

女流歌人の歌集五冊を読む/持田綱一郎