山口明子歌集『みちのくの空』

判型:四六判上製カバー装

頁数:200頁

定価:2500円(税別)

ISBN 978-4-86629-138-3

震災も恋も子の障害も、

ひるまぬ闘志を持って詠まれている。

ここで歌う、ここを歌う、ここから歌う・・・

その胆力は、みちのくの雪のようだ。

 

俵万智ー帯文

 

 

『みちのくの空』より5首

 

岩手山は白を激しき色としてみちのくの空占めてかがよふ

 

野生化せし浪江の牛ら飼ひ主を待つごと待たぬごとくさまよふ

 

をりをりに我にさからふ少年の面の確かさ速さ鋭さ

 

月一輪凍湖一輪響き合ひましづかに鳴る冬の音楽

 

スポットライト当てる君にも隙間より夕べのほそき光来てをり