短歌往来2017年8月号

◎巻頭作品21首
 夏至までの日々と大岡信さん/岡井 隆
◎一ページエッセイ
 遠い人、近い人ートキさん/島田修三
 酔風船ー上から目線/千々和久幸
 花和尚独語ー朝顔の花/大下一真
◉特別作品33首
不慣れな旅/小黒世茂
神河/ 川野里子
■評論21世紀の視座
 近世和歌から近代短歌へ/屋良健一郎
[特集]30代歌人の現在
◉作品十首+春の季の愛誦歌
 スプリング・エフェメラル/山木礼子
 暁を雲雀のように落ちながら/服部真里子
 おとこ千人/野口あや子
 ち ぢ/田口綾子
 人間ですよ!/谷川電話
 月世界/小島なお
 影ほどに/吉岡太朗
 たんねぇ/佐佐木定綱
 The night is still young/伊波真人
 十二首/堂園昌彦
 もしこれが恋じゃないっていうのなら/山田 航
 花を手向ける/楠 誓英
 里帰り/阿部真太郎
 教育実習/森垣岳
 夜空には貰いそびれたきびだんご/谷川由里子
 花火、枯れ草/大平千賀
 ドンジャラと初夏/山崎聡子
 くす玉/野田かおり
 予告編/小島一記
 午後の声/岩内敏行
 絵描き歌に雨/月丘ナイル
 食べたい光/花山周子
 夏草(LANDその13)/石川美南
 嘘じゃなくフリ、三歳だから/大里真弓
 奪はれて/佐佐木頼綱
 汽水域/光森裕樹
 すいくわの匂ひ/澤村斉美
 ひとだま/三原由起子
 げつくわう記/柳澤美晴

 五月の日々/西巻真

 ワンプ/西之原一貴
◉作品七首
 まぼろし/椎名恒治
 葉守の神/前川斎子
 金の花粉/山村泰彦
 淡き空色/花山多佳子
 痕 跡/田野 陽
 閃 光/青木陽子
 解体の音/武田弘之
 照り返し/佐波洋子
 牡蠣の筏/大河原惇行
 泡立つ/駒田晶子
 百%の/五所美子
 淡青の空/斎藤佐知子
◉作品十三首
人間の残酷/松坂 弘
白 雲/池田はるみ
花は咲けども/山本 司
千の手/中西由起子
華誉列伝天竺牡丹靚女/水城春房
ラストミッション/小関祐子
記念切手/平山公一
強がり/貝沼正子
家書家伝/竹下洋一
サピエンスの喪/柿本希久
■追悼ー大岡 信
「ことばの海」に生きた父/大岡亜紀
■追悼ー清水房雄
〈除外例なき〉上巳之御節供/藤室苑子
■連載ー結社の顔 冬雷/桜井美保子
■連載ー〈歌・小説・日本語〉 日本語の韻律/勝又浩
■連載ー世界を読み、歌を詠む 卵を食べる/坂井修一
■連載ー浪々残夢録 天平のプレイボーイ/持田鋼一郎
■連載ー時言・茫漠山日誌より ベルリン詩祭/福島泰樹
■連載ーメロディアの笛Ⅱ/渡英子
■連載ー若い短歌作者へ 茂吉からの手紙 才媛杉浦翠子への場合/秋葉四郎
■連載ー編集者の短歌史 30代歌人のこと/及川隆彦
◉今月の新人ー遠く極光/田上連樟
■今月の視点 「うた」であること/大井学
■連載 歌誌漂流/鈴木竹志
■新刊歌集歌書評
『石川信雄著作集』/押切寛子ー120
山口弘子著『無名鬼の妻』/酒井佐忠ー121
加藤和子歌集『朝のメール』/村島典子ー122
奥田亡羊歌集『男歌男』/森本 平ー123
山野吾郎歌集『痩せ我慢』/伊勢方信ー124
外塚 喬著『木俣修のうた百首鑑賞』/久保田 登ー125
大谷ゆかり歌集『ホライズン』/前田康子ー126
秋山佐和子著『長夜の眠り―釈迢空の一首鑑賞』/中西洋子ー127
鈴木和雄歌集『婆娑羅一代』/永谷理一郎ー128
鈴木和雄著『珂神』/爲永憲司ー129
鈴木直子歌文集『流れる雲』/寺島博子ー130
■作品月評ー六月号より/一ノ関忠人 ー134
■評論月評/高木佳子 ー139
■全国〝往来〟情報 ー142
■編集後記 ー144
表紙画/黒沢忍
本文カット/浅川 洋