22日 8月 2016 高崎淳子歌集『難波津』 ゲーテ登り茂吉も登りまだらゆきリギの裏山眺めて過ぎる 生は死をそそりムリーニ渓谷にレモン輝き海は誘ふも 国語教師三十六年に魯迅ありヘッセもありて友のごとしも 夏木原松陰の詩にまむかへばさつきつつじがほのかに残る 難波津に百舌鳥の耳原尋ねたり松は緑のときはなる花 教師生活を終えた横浜への惜別。 文豪、画工に出会う海外への旅。 研ぎ澄まされた知性と感性の閃き。 咲くやこの花―― そう口ずさみつつ人を、歴史を、 風景を、そして世界を凝視する。 四六版上製カバー装 二五〇〇円・税別 tagPlaceholderカテゴリ: 日記, た, 2016, 現代女性歌人叢書, 新刊歌集箇所