十鳥敏夫『古歌の光芒』

なぜ、歌を詠むことが古典の世界に立ち返ることなのか。

万葉集、家持や防人の歌、そして西行や芭蕉、良寛の世界。

真摯に情熱を傾けて綴った、この作者のライフワークとも呼ぶべき一書から、

悠久の歴史の山河を越えて響いてくる古典という木霊を聴くにちがいない。

 

*主な内容

 

『万葉集』防人の歌ノート

越中の大伴家持

『万葉集』嗤笑歌を読む楽しみ

小野小町の花

西行の花・拾遺

玉のを柳

西行の鐘

憂愁の藤原良経

『梁塵秘抄』を楽しもう

源実朝『金槐和歌集』ノート

芭蕉の言葉『三冊子』を読む

花ぬすっと良寛

 

四六版上製カバー装 2800円・税別