◉巻頭作品首
月と影と/ 来嶋靖生
◉特別作品33首
フェドル頌/水原紫苑
櫻谷・二〇二〇年の綿花/吉川宏志
◎一ペジエッセイ
落書帖 伊藤保と伊藤禱一/大島史洋
酔風船 虚像と偶像さらば高倉健/千々和久幸
折口信夫、一九四五•七•二六(一)/上野誠
■評論シリズ 21世紀の視座
啄木のストレス/岩内敏行
[特集]次世代を担う歌人のうた
―自選30首抄+エッセイ
千葉聡 横山未来子 松木秀 高木佳子 永田紅 田村元 齋藤芳生 黒瀬珂瀾 染野太朗 三原由起子 澤村斉美 光森裕樹 石川美南 花山周子 永井祐 山崎聡子 楠誓英 山田航 堂園昌彦 小島なお 野口あや子 大森静佳
◉作品七首
映像点描/森比左志
片鱗/大野とくよ
潮騒/椎名恒治
昼顔/雨宮雅子
時雨のころ/板宮清治
残夢/荻原欣子
三つの声/藤岡武雄
瑠璃紺の空/沢口芙美
美学の社/高松秀明
雨の音/草田照子
霜月/市村八洲彦
晩秋の尾瀬/鶴岡美代子
◉作品八首
平城の花/船田敦弘
ミルクの味/前田えむ子
早春賦/岡本育与
悲劇の断面/今井正和
わかき友のねむりに/星野京
風の先/服部貞行
マンゴ/岡本貞子
寒葵咲く/大森英子
見沼通船掘/小林永典
丸み隠しき/渡辺知英子
背筋をすっくと伸ばす/椎木英輔
ちゅうがくせい/干場しおり
■特別掲載 和合亮一初期歌篇
■連載短歌の近代 江戸の文人大名と『源氏物語』/島内景二
■連載歌の遠近術 世界精神たりうるか /佐藤通雅
■連載浪々残夢録 正岡子規の差別意識/持田鋼一郎
■連載時言・茫漠山日誌より そして冬/福島泰樹
■連載編集者の短歌史 新聞社の隆盛/及川隆彦
■連載 歌誌漂流/鈴木竹志
■今月の視点 涙そうそう/永吉京子
◉今月の新人作品五首 まなうらの遠く/高岡晶美
■新刊歌集歌書句集評
「竹山広全歌集」 /島田修三
川口紘明歌集「この身響らずは」 /遠山利子
栗木京子歌集「現代女性秀歌」 /尾崎まゆみ
齋藤芳生歌集「湖水の南」 /藤島秀憲
小塩卓哉著「みなとみらいに歌が咲く」/渡辺幸一
鈴木英子「月光舞」 /清水亞彦
加藤和子歌集「天球の春」 /村島典子
渡邊千沙子歌集「野の花」 /勝井かな子
井上寛江歌集「新桑繭」 /中根誠
「合同歌集 ゆづり葉」 /宮本永子
■作品月評十一月号より/萩岡良博
■評論月評/寺尾登志子
■全国〝往来〟情報
■編集後記
表紙作品/天野彩「イヌ」
本文カット/浅川 洋