巻頭作品21首
牢愁の月/花山多佳子
特別作品33首
東京の花売り娘/島田修三
競馬日和/松村由利子
一ページエッセイ
落書帖 身長の話/大島史洋
酔風船 半信半疑の死/千々和久幸
青一髪(最終回) 感動/塚本青史
評論シリーズ 21世紀の視座
しなやかに堕ちゆけ/加藤秀彦
[特集]題詠による詩歌句の試みⅫ(第12回)自然
コスモスの丘/井川博年
剣山、吾妻山、阿寒岳/御供平佶
粛殺/長谷川櫂
帰途/安藤元雄
勾配/蒔田さくら子
枯野/鷹羽狩行
林檎の花が咲くころ/城戸朱理
びしてき/久我田鶴子
吉野線/大峯あきら
妙子とともに/小池昌代
ふくのしま/駒田晶子
隠岐/小澤實
磨く/和合亮一
蛇の島/兵頭なぎさ
誰/櫂未知子
作品8首
妻のふるさと/町田勝男
団扇の風/筒井紅舟
在さぬ君の/秋葉雄愛
朝凪/佐々木定枝
暗がりの鉛筆/下南拓夫
風の別れの/金丸玉貴
気抜けのビール/佐々木邦雄
赤き耕運機/原田治子
吐きて吸ふ息/岩井鑛治郎
注連縄/福原美江
父を見舞ふ/寺田惠子
作品13首
クロール/小林峯夫
此岸いろなく/森重香代子
掌中の珠/綾部光芳
廃船/小石薫
台北祝婚/佐保田芳訓
よだかの星/高村典子
落書き/佐藤よしみ
残照の中に/梶原房恵
かさあげ/清水正人
冷やしたレタス/岩尾淳子
歌人回想録 佐佐木由幾
佐佐木由幾のうた 首抄/住正代 選
『半窓の淡月』から見えるけしき/宇都宮とよ
小歴/住正代 編
連載
短歌の近代 香川景樹と「原•もののあはれ」/島内景二
樺太を訪れた歌人たち(最終回) 斎藤茂吉と養狐場 (2)/松村正直
浪々残夢録 和辻哲郎の歌学/持田鋼一郎
記紀に游ぶ(最終回) 富士山/小黒世茂
時言・茫漠山日誌より 俳句航海日誌/福島泰樹
編集者の短歌史 新聞社の隆盛/及川隆彦
歌誌漂流/鈴木竹志
今月の新人 作品5首 問ひ/小原奈実
今月の視点 人間の物語性について/後藤恵市
新刊歌集歌書句集評
荻本清子歌集「夕宴」 /三浦槙子
島崎榮一歌集「苔桃」 /金子正男
井辻朱美歌集「クラウド」 /香川ヒサ
春日いづみ歌集「八月の耳」 /横山未来子
福島泰樹著「中原中也の鎌倉」/ 三枝浩樹
江戸雪歌集「声を聞きたい」 /島田幸典
利根川発歌集「留守居松」 /丹波真人
吉田淳美歌集「水の影」 /後藤由紀恵
結城文著「バイリンガル詩歌集抄」 /矢口以文
佐野豊子歌集「鳳凰の花」 /永吉京子
渡辺知英子歌集「無垢の音」 /鶴岡美代子
小林永典歌集「生駒が岳」 /森岡千賀子
川口城司著「続•松村英一管見」 /三浦武
作品月評ー九月号より/萩岡良博
評論月評/寺尾登志子
全国〝往来〟情報
編集後記
表紙画/岸並千珠子
本文カット/浅川 洋