短歌往来2014年12月号

巻頭作品21首

 牢愁の月/花山多佳子

 

特別作品33首

 東京の花売り娘/島田修三

 競馬日和/松村由利子


一ページエッセイ

 落書帖 身長の話/大島史洋

 酔風船 半信半疑の死/千々和久幸

 青一髪(最終回) 感動/塚本青史


評論シリーズ 21世紀の視座

 しなやかに堕ちゆけ/加藤秀彦


[特集]題詠による詩歌句の試みⅫ(第12回)自然

 コスモスの丘/井川博年

 剣山、吾妻山、阿寒岳/御供平佶

 粛殺/長谷川櫂

 帰途/安藤元雄

 勾配/蒔田さくら子

 枯野/鷹羽狩行

 林檎の花が咲くころ/城戸朱理

 びしてき/久我田鶴子

 吉野線/大峯あきら

 妙子とともに/小池昌代

 ふくのしま/駒田晶子

 隠岐/小澤實

 磨く/和合亮一

 蛇の島/兵頭なぎさ

 誰/櫂未知子


作品8首

 妻のふるさと/町田勝男

 団扇の風/筒井紅舟 

 在さぬ君の/秋葉雄愛

 朝凪/佐々木定枝

 暗がりの鉛筆/下南拓夫

 風の別れの/金丸玉貴

 気抜けのビール/佐々木邦雄

 赤き耕運機/原田治子

 吐きて吸ふ息/岩井鑛治郎

 注連縄/福原美江

 父を見舞ふ/寺田惠子


作品13首

 クロール/小林峯夫

 此岸いろなく/森重香代子

 掌中の珠/綾部光芳

 廃船/小石薫

 台北祝婚/佐保田芳訓

 よだかの星/高村典子

 落書き/佐藤よしみ

 残照の中に/梶原房恵

 かさあげ/清水正人

 冷やしたレタス/岩尾淳子

 

歌人回想録 佐佐木由幾

 佐佐木由幾のうた 首抄/住正代 選

 『半窓の淡月』から見えるけしき/宇都宮とよ

 小歴/住正代 編


連載

 短歌の近代 香川景樹と「原•もののあはれ」/島内景二

 樺太を訪れた歌人たち(最終回) 斎藤茂吉と養狐場 (2)/松村正直

 浪々残夢録 和辻哲郎の歌学/持田鋼一郎

 記紀に游ぶ(最終回) 富士山/小黒世茂

 時言・茫漠山日誌より 俳句航海日誌/福島泰樹

 編集者の短歌史 新聞社の隆盛/及川隆彦

 歌誌漂流/鈴木竹志


今月の新人 作品5首 問ひ/小原奈実

今月の視点 人間の物語性について/後藤恵市


新刊歌集歌書句集評

 荻本清子歌集「夕宴」 /三浦槙子

 島崎榮一歌集「苔桃」 /金子正男

 井辻朱美歌集「クラウド」 /香川ヒサ

 春日いづみ歌集「八月の耳」 /横山未来子

 福島泰樹著「中原中也の鎌倉」/ 三枝浩樹

 江戸雪歌集「声を聞きたい」 /島田幸典

 利根川発歌集「留守居松」 /丹波真人

 吉田淳美歌集「水の影」 /後藤由紀恵

 結城文著「バイリンガル詩歌集抄」 /矢口以文

 佐野豊子歌集「鳳凰の花」 /永吉京子

 渡辺知英子歌集「無垢の音」 /鶴岡美代子

 小林永典歌集「生駒が岳」 /森岡千賀子

 川口城司著「続•松村英一管見」 /三浦武


作品月評ー九月号より/萩岡良博

評論月評/寺尾登志子 

全国〝往来〟情報

編集後記


表紙画/岸並千珠子

本文カット/浅川 洋