短歌往来2014年6月号

■巻頭作品

 熊ん蜂 / 永田和宏

 

■特別作品33首

 葉桜の頃まで/大下一真

 曙染/小柳素子

 

[特集]第十二回 前川佐美雄賞 第二十二回 ながらみ書房出版賞発表

 受賞の言葉/栗木京子

 受賞の言葉/中川佐和子

 

 選考を終えて

  佐佐木幸綱

  三枝昻之

  佐々木幹郎

  俵万智

  加藤治郎

 

●前川佐美雄賞受賞作『水仙の章』  50首抄/栗木京子

●ながらみ書房出版賞受賞作『春の野に鏡を置けば』  25首抄/中川佐和子

 

◉作品8首

 芹の群生/片岡明

 ともしび/市野千鶴子

 入院/平尾眞

 三年がゆく/福永由香子

 稜線/ 大塚健

 三月 / 三橋たまき

 蕭白の襖絵/ 長井隆子

 毒蛾/礒部朋子

 明日葉/ 小木宏

 二円切手のウサギ/ 貝沼正子

 茅葺きの家/岩澤ます子

 差し手素早し/ 藤田陽

 氷が融ける音/青木利子

 

◉作品7首

 本郷三丁目/大坂泰

 春/竹村紀年子

 多摩川線/横山三樹

 はなびら/宮原望子

 結露/ 原田汀子

 痕跡ハンター / 雁部貞夫

 さくらます/ 結城千賀子

 警策/柳宣宏

 忘れてゐないか/村松秀代

 

◉作品13首

 加賀の九谷焼美術館/永井正子

 傘/ 山谷英雄

 河の点景/宮原勉

 白いハンケチ/佐藤恵子

 白の無聊/寺戸和子

 桜花 / 大森静佳

 蟻と蟻達/ 森本平

 もゆら/吉村明美

 桜月/ 城俊行

 水仙/ 松尾祥子

 水葬の峡/佐野善雄

 峠/ 檜垣美保子

 循環型農業/來田康男

 

 

◉今月の新人ーかはたれの/金山優

 

■連載ー浪々残夢録 大野誠夫(一九六〇年代)/持田鋼一郎

■評論シリーズ 21世紀の視座 逗子八郎/井上司朗と旧制一高文芸部/田中綾

■連載ー短歌の近代 暴力装置/島内景二

 

■連載ー時言・茫漠山日誌より 冤罪、袴田 巌/福島泰樹

 

■新刊歌集歌書評

 森山晴美著「よしのずいから」/西村美佐子

 山本司歌集「揺れいる地軸」/田村広志

 大崎瀬都歌集「メロンパン」/染野太朗

 滝下恵子歌集「葡萄むらさき」/山本登志枝

 永守恭子歌集「夏の沼」/佐田公子

 南鏡子歌集「山雨」/糸川雅子

 湯沢千代歌集「雑木の思想」/伊勢方信

 森上結子歌集「雪の花」/沖ななも

 若松輝峰歌集「酔候」/佐藤光子

 森屋めぐみ歌集「猫の耳」/池田はるみ

 藤森あゆ美歌集「言葉咲かせて花になる」/林あまり

 

■一ページエッセイ

 落書帖ー古今集の歌一首/大島史洋

 酔風船ー出でよ、鞍馬天狗/千々和久幸

 青一髪ーご/塚本青史

 

■今月の視点 ワールドカップの初夏の頃/田中濯

■カルチャーのうた 宮日アイカルチャーセンターイオン宮崎校「短歌教室」 はじめての短歌/浜田康敬

■連載ー編集者の短歌史 女流の登場と河野裕子/及川隆彦ー

■連載ー記紀に游ぶ 赤米•種子島にて/小黒世茂 ー104

■連載ー樺太を訪れた歌人たち 土岐善麿と樺太文化 (1)/松村正直 ー112◉巻頭作品21首

■連載ー歌誌漂流/鈴木竹志

■評論月評/柴田典昭

■作品月評ー四月号より/藤島秀憲

■編集後記

■全国〝往来〟情報

 

本文カット/浅川 洋

表紙画/岸並千珠子