■巻頭作品
熊ん蜂 / 永田和宏
■特別作品33首
葉桜の頃まで/大下一真
曙染/小柳素子
[特集]第十二回 前川佐美雄賞 第二十二回 ながらみ書房出版賞発表
受賞の言葉/栗木京子
受賞の言葉/中川佐和子
選考を終えて
佐佐木幸綱
三枝昻之
佐々木幹郎
俵万智
加藤治郎
●前川佐美雄賞受賞作『水仙の章』 50首抄/栗木京子
●ながらみ書房出版賞受賞作『春の野に鏡を置けば』 25首抄/中川佐和子
◉作品8首
芹の群生/片岡明
ともしび/市野千鶴子
入院/平尾眞
三年がゆく/福永由香子
稜線/ 大塚健
三月 / 三橋たまき
蕭白の襖絵/ 長井隆子
毒蛾/礒部朋子
明日葉/ 小木宏
二円切手のウサギ/ 貝沼正子
茅葺きの家/岩澤ます子
差し手素早し/ 藤田陽
氷が融ける音/青木利子
◉作品7首
本郷三丁目/大坂泰
春/竹村紀年子
多摩川線/横山三樹
はなびら/宮原望子
結露/ 原田汀子
痕跡ハンター / 雁部貞夫
さくらます/ 結城千賀子
警策/柳宣宏
忘れてゐないか/村松秀代
◉作品13首
加賀の九谷焼美術館/永井正子
傘/ 山谷英雄
河の点景/宮原勉
白いハンケチ/佐藤恵子
白の無聊/寺戸和子
桜花 / 大森静佳
蟻と蟻達/ 森本平
もゆら/吉村明美
桜月/ 城俊行
水仙/ 松尾祥子
水葬の峡/佐野善雄
峠/ 檜垣美保子
循環型農業/來田康男
◉今月の新人ーかはたれの/金山優
■連載ー浪々残夢録 大野誠夫(一九六〇年代)/持田鋼一郎
■評論シリーズ 21世紀の視座 逗子八郎/井上司朗と旧制一高文芸部/田中綾
■連載ー短歌の近代 暴力装置/島内景二
■連載ー時言・茫漠山日誌より 冤罪、袴田 巌/福島泰樹
■新刊歌集歌書評
森山晴美著「よしのずいから」/西村美佐子
山本司歌集「揺れいる地軸」/田村広志
大崎瀬都歌集「メロンパン」/染野太朗
滝下恵子歌集「葡萄むらさき」/山本登志枝
永守恭子歌集「夏の沼」/佐田公子
南鏡子歌集「山雨」/糸川雅子
湯沢千代歌集「雑木の思想」/伊勢方信
森上結子歌集「雪の花」/沖ななも
若松輝峰歌集「酔候」/佐藤光子
森屋めぐみ歌集「猫の耳」/池田はるみ
藤森あゆ美歌集「言葉咲かせて花になる」/林あまり
■一ページエッセイ
落書帖ー古今集の歌一首/大島史洋
酔風船ー出でよ、鞍馬天狗/千々和久幸
青一髪ーご/塚本青史
■今月の視点 ワールドカップの初夏の頃/田中濯
■カルチャーのうた 宮日アイカルチャーセンターイオン宮崎校「短歌教室」 はじめての短歌/浜田康敬
■連載ー編集者の短歌史 女流の登場と河野裕子/及川隆彦ー
■連載ー記紀に游ぶ 赤米•種子島にて/小黒世茂 ー104
■連載ー樺太を訪れた歌人たち 土岐善麿と樺太文化 (1)/松村正直 ー112◉巻頭作品21首
■連載ー歌誌漂流/鈴木竹志
■評論月評/柴田典昭
■作品月評ー四月号より/藤島秀憲
■編集後記
■全国〝往来〟情報
本文カット/浅川 洋
表紙画/岸並千珠子