山口明子歌集『さくらあやふく』

■完売御礼!

第二十一回ながらみ書房出版賞受賞!

 

授業中反応せぬ子がわが言ひし本借りに来る つくし芽を出す

稲妻に身を裂かれゆく木の痛み和らせむとして背に爪を立つ

五百人の園児の揃ふ運動会すぐに見つかる踊らぬ我が子

雲脱ぎし岩手山ふとあらはれて夏を待つ蒼あさぞらに満つ

みちのくに太き脈なす北上の川を良夜のひかりがあらふ

北を指す針セシウムに狂ふ春さくらあやふく光りつつ咲く

 

ショッキングな出来事とその現実に向き合う作者の真摯な姿勢は、現代短歌の世界が忘れかけている、全身全力でうたうことの意味を広く問いかけるにちがいない。

佐佐木幸綱•跋より

四六判上製カバー装 2625円•税込

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コメント: 1
  • #1

    永山陸男 (木曜日, 03 1月 2013 11:01)

    明子さん   お正月は楽しかったです。 ますます素晴らしい作品を、創作してください。   頂いた1冊は、アメリカ在住の大学生に差し上げました。 翻訳本でも出してくれるといいですがね。   ではまた、機会あればお越し下さい。      義理の父より