28日 5月 2012 石井幸子歌集『挨拶-レヴェランス-』 つま先にわれを立たせて柔らかな地球と引き合ふ真夏の体 樹や示唆は悔しさとして蔵ひおけ石垣被ふ濃緑の苔 天上の深度計かもしれなくて糸まつすぐに蜘蛛おりてきむ どのやうに生きたかつたか残りたりしやぼん玉液夕日にかざる 竜宮の使ひはいずこへ行きしならむふぢ色に澄むひむがしの空 こころの内側の小さな窓。 やわらかな風が吹き通い、木の葉が揺れ、親子連れの明るい笑い声。 そんな小窓から、そっと開かれた世界に向って挨拶を交わす。 歌が自ずから応える。 四六判上製カバー装 2625円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 日記, い, 2012