23日 4月 2012 岩尾淳子歌集『眠らない島』 こころなら聞こえているというように向きあったまま海鳥たちは あたたかいコンクリートに自転車を寄せておく海の眠りのそばに 陽のあたるながい廊下をゆくようにさみしさがきて抱擁終えぬ 鳥たちがようやく騒ぎ始めてもあなたはいつも眠らない島 逆光にしずくしている海鳥をかつて入り江に見たことがある こころが聞こえるとは、なんと美しい言葉だろう。 海鳥たちのこころと作者の心が響き合っている。 内海の穏やかな風景は、読者の喜びとして 胸に広がるのである。 加藤治郎•跋より 46判上製カバー装 2625円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 日記, い, 2012