10日 8月 2011 齊藤左知子歌集『帰雲』 いもうとを忘れてしまつた兄の空むかしの青いあさがほのあを 標高差四百メートル上下して風に冷えたる竜胆を見き 散る花と明日はひらかむふくらみと白骨のいろのつづく梅林 昼ふかく肉厚となる日のひかり世長人はうとうととせり 猫好きで有名な著者である。 猫以外でも小さな虫から獣たちまで、たくさんの動物たちが登場する。 見どころは、動物たちを素材にした何気ない叙景歌のような歌でも、 読者にふと人生を思わせるような歌が多い点である。——-佐佐木幸綱•序より 四六版上製カバー装 2625円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 日記, 好評歌集, 2011, さ