中島裕介歌集『Starving Stargazer』

ベツレヘムに導かれても東方で妻らは餓える天動説者
Staring at the star of Bethlehem, she's a starving stargazer!

共生のための矯正の、嬌声のクレゾールに包まれている
The more I dose the dog with a drug, the less my drive to dive is ... Really?

 

音と音、意味と意味、イメージとイメージの響き合いを味わえばそれでよいのではないか。そう考えたら、たちまち楽しくなってきた。 栗木京子帯文より

 

四六判変形箱入り 2000円•税別

title Starving Stargazer 

written by Yusuke Nakajima

2160yen

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柳原白蓮歌集『踏絵』(復刻版)

吾は知る強き百千の恋ゆえに百千の敵は嬉しきものと

踏絵もてためさるる日の来しごとも歌反古いだき立てる火の前
天地の一大事なりわが胸の秘密の扉誰か開きね

誰か似る鳴けようたへとあやさるる緋房の籠の美しき鳥
ともすれば死ぬことなどを言ひ給ふ恋もつ人のねたましきかな
年経ては吾も名もなき墓とならむ筑紫のはての松の木のかげに

 

『踏絵』は柳原白蓮が最初に出した歌集で、若き白蓮の告白的短歌の結晶といわれ、大正4年3月に竹柏会より出版されました。

「白蓮は藤原の女なり。」で始まる序章は佐佐木信綱、装丁は竹下夢二によるものです。

このたび初版本を復刻いたしました。

 

四六判上製カバー装 1800円•税別

 

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田中教子歌集『空の扉』

 

我よりの離婚の催促待つ夫が送って寄越す林檎の木箱

父親を忘れぬように会わせろとほとんど他人の君が言い来る

子によりて親となりゆく我の手に松ぼっくりのひらいたかたち

存在の翳りを色濃く映す、澄明な空の扉をあけて、苦悩の原罪を問う。英訳短歌と斬新なコラボレーション歌集。

四六判上製カバー装 2500円•税別


Sora no Tobira(Door to the sky)

written by Kyouko Tanaka

2700yen

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結城文英訳 竹山広歌集『とこしへの川』


血だるまとなりて
縋りつく看護婦を曳きずり走る暗き廊下を

along the dark corridor

I run dragging a nurse

who clings to me-

her blood

all over

 

炎見る友に眼鏡をかしをりてぼうぼうと燃え明かるのみ

lending my glasses

to my friend watching

the flames

I just see the darkness

lit up by burning fires

 

はじめに竹山広氏に快く原爆短歌の英訳を許可していただいたことを心より感謝します。三千首ほどもある氏の短歌のなかから、もっとも生々しい原爆体験の歌が含まれている第一歌集『とこしへの川』から百首をすべて抽出することになるまで、長い時間がかかりました。結城文

四六版並製 定価2000円•税別

 

 

Title Tokosie-no-kawa (Everlasting River) 

written by Hiroshi Takeyama

translated by Aya Yuki

 

 

Hiroshi Takeyama is the famous tanka poemer in Japan.

He was bombed the atomic bomb in Hiroshima. 

And he made Tanka-poem of bomb experience. 

 

We have translated into English his first poem book.

 

 

 

 

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美帆シボ歌集『人を恋うロバ』

■在庫ございます■

 

フランス語と日本語で、原爆を、平和を、日本を、世界を考える。

美帆シボさんは、フランスに住み、フランス語圏に原爆の実相を伝える活動を展開している。

ヨーロッパと日本の人や風景を、知性的かつ清潔な抒情でうたいあげた待望の歌集である。

 

佐佐木幸綱・帯文より

 

四六判上製カバー装 税込2625円

渡辺松男歌集『〈空き〉部屋』

父も母もだれもまさぬにひかり満ちせつなかりしよ いえ ただ 花野

膝を折り休みにつかんとする木々のけはいあり淡く雨のふる夜

滅多に話さざる叔父が泣き骨壺に入らざる骨の父を砕きつ

立てるまま骨壺を抱くわが耳にとどかぬところに青嵐巻く

 

アノマトペ、比喩、アニマを駆使し、内包する

悲しみ、不安、恐れを

独自の素材を媒介にして

形象化する。

 

四六版上製カバー装 2625円•税込

 

矢部雅之歌集『友達ニ出会フノハ良イ事』

名を呼べばふりむく躯呼ばるるとふことそのものの歓びに満ち

答えなど要らぬ問ひなど問ひかけて答へむとする君を見ており

見るままに来て■る冬ぞ カブールの井戸辺に凝る暁の水

記憶の底にまぎれゆくべきこの冬を大袈裟に抱き合ひて別れき

人生の半ばのと或る朝のアフガンの青空高く消えてゆく雲

 

報道カメラマンの詠む現場!!

「友達ニ出会フノハ良イ事」はアフガニスタン攻撃の取材でアフガニスタンに行ったおりの作品である。自分で撮ったカラー写真と組み合わせた独自の校正で、歌集としては未開拓の分野に踏み込んだものである。

佐佐木幸綱•跋より

 

四六版並製 3000円•税別

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